マーチンゲール法を取り入れる危険性とその回避法

マーチンゲール法とは

マーチンゲール法とは
マーチンゲール法とは、オンラインカジノなどで用いられるベッティングシステムです。
ベッティングシステムの中でも最も古典的な手法と言われ、倍賭け法とも呼ばれます。

具体的には、まず初めに1単位を賭けます。
もし負ければその倍の2単位を賭けます。
さらに負ければその倍の4単位、と賭け金が倍になるように賭けていき、勝った時点で賭け金をリセットし1単位に戻します。

南フランスのマーティギュー地方の出身者がこのような手法をよく使っていたことから、このような名がついたと言われています。

理論上は必ず勝つことができるため、必勝法とも呼ばれる手法です。
ただし、本来必勝法であればカジノ側から禁止されるはずですが、多くのカジノでは黙認されています。
つまり、マーチンゲール法を使っている人の多くが損をしており、カジノ側からしたらいいお客さんになってしまっているということなのです。

マーチンゲール法には落とし穴があり、安易に手を出すのは危険です。
その危険を回避するためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

マーチンゲール法のメリット

マーチンゲール法のメリットの1つ目は、勝つまで続ければ理論上は必ず勝つことができることです。
1回勝てばそれまでの負け分が相殺され、利益を出すことができます。
つまり、どんなに負けていても勝つまで賭け続ければ、最終的には必ず賭け金を取り戻し、利益を得ることができるということになります。

マーチンゲール法のメリットの2つ目は、賭け金を倍にしていくだけなので難しい計算が必要なく、簡単であることです。
非常にシンプルで単純な手法なので、カジノの初心者でも取り入れることができ、ゲーム中に多くのことを考える必要もありません。

マーチンゲール法のデメリット

マーチンゲール法のデメリット
マーチンゲール法のデメリットの1つ目は、負けた場合の損失が非常に大きくなることです。

負け続ける限りは賭け金が倍になっていくため、勝てるまではどんどん膨らんでいくことになります。
最終的に一度も勝てずにゲームオーバーとなってしまった場合、その損失は非常に大きいものになってしまいます。

マーチンゲール法のデメリットの2つ目は、資金を潤沢に持っている場合しかできないということです。
マーチンゲール法では賭け金が倍になっていくため、基本的には多額の賭け金を費やすこととなります。
利益を得るためには勝つまで続けなければならないため、事前に非常に多くの資金を用意しておく必要があります。

マーチンゲール法のデメリットの3つ目は、ゲームの「テーブルリミット(賭け上限)」に達してしまった場合に、自分の資金残高の有無に関わらず損失となってしまう点です。

仮に自分が多くの資金を準備できていて、勝つまで絶対に賭け続けるつもりであったとしても、定められているテーブルリミットに達してしまった場合は、ゲームオーバーとなり大きな損失を被ることになります。
また、ゲームによっては攻略法を利用したベット方法を禁止している場合もあるので利用規約を事前に確認しましょう。

マーチンゲール法を使う際のポイント

マーチンゲール法を使う際のポイント
マーチンゲール法を使う際のポイントの1つ目は、勝率50%のゲームを選ぶことです。
例として、バカラは「赤または黒」、ルーレットは「奇数または偶数」のようにベットするため、理論上は勝率が50%となります。
マーチンゲール法では勝つまで賭け続けなくてはならないので、勝率が低いゲームは対象として向いていません。
また、実際のゲームにおいては胴元の取り分も関係し約1%ほど誤差があるので勝率50%のゲームはほぼないことも頭に入れておきましょう。

マーチンゲール法を使う際のポイントの2つ目は、独立事象のゲームを選ぶことです。
例として、ブラックジャックなどは、何のカードが残っているかによって、次のゲームの勝率が変わってしまいます。
そのようなゲームはマーチンゲール法には向かないため、ゲームの結果が次のゲームの結果に影響を与えない、独立事象のゲームを選ぶ必要があります。

マーチンゲール法を使う際のポイントの3つ目は、ゲームのテーブルリミットを確認しておくことです。

仮に自分の資金が残っていても、そのゲームのテーブルリミットに達してしまうとそれ以上賭けることができず、結局勝てずに終わってしまいます。
事前にテーブルリミットを確認しておき、シミュレーションをしておくことが必要です。

マーチンゲール法はハイリスクローリターンな手法

マーチンゲール法は、誰でも簡単にできる単純な手法で、勝つまで続けさえすれば必ず利益が出るため、特に初心者には魅力的に思える手法です。
ただし、最終的に勝てなければどこまでも賭け金が膨らんでしまい、テーブルリミットなどの落とし穴もあるため、非常にハイリスクな手法であるともいえます。

仮に最終的に勝ったとしても、1回勝っただけでは最初の賭け金分しか得られる利益がありません。
そう言った意味では、リスクが高い割にローリターンな手法であるともいえます。

マーチンガール法を取り入れる際には、ゲームの特性やルールを事前に理解し、自分の資金におけるシミュレーションをした上で、極力リスクを減らしておくことが大切です。

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