カジノなどで使われるベッティングシステムの1つにモンテカルロ法という有名なやり方があります。
これは、過去にあるギャンブラーがモナコのモンテカルロにあるカジノをこの方法で破産させたということからモンテカルロ法と名付けられたといわれていますが、真実かどうか定かではありません。
もしかするとカジノ側がお客さんに来てほしくて作り出した単なる噂話かもしれません。
とはいえ、その方法を検証してみると、確かに確率論的に言えば配当が3倍以上のゲームでモンテカルロ法を使った場合、1セットが終わった段階で必ず利益が増えるという形になります。
ということでおすすめのモンテカルロ法ですが、やはり完璧なギャンブル攻略法などはなく、もちろん落とし穴があります。
今回はそんなモンテカルロ法の落とし穴について説明していきます。
モンテカルロ法が優れている理由
モンテカルロ法とは、はじめの「123」という数列に数字を足したり消したりしていきながらベットする金額を決定していくベッティング方法です。
この方法を使用する最も大きなメリットは、マーチンゲール法と比べてリスクが少ないということです。
マーチンゲール法は、システムベッティングの代表ともいえる有名なやり方で、負けたら賭け金を倍賭けしていくという単純なスタイルです。
しかしこれは、10連敗した段階で賭け金が最初の金額の1000倍以上になるという恐ろしいシステムでもあります。
積み上がった負けを取り返すための投資額が半端ではないのです。
それに対してモンテカルロ法はこのマーチンゲール法のリスクを分散した形だと言えます。
配当が3倍以上のゲームでこのモンテカルロ法を利用すれば、1セットが終わった段階で必ず軍資金が増えています。
モンテカルロ法の落とし穴
ここまで聞くと、マーチンゲール法のデメリットを補った、素晴らしい方法に感じるかもしれません。
しかし、モンテカルロ法にはここまで触れてこられなかった大きな落とし穴があります。
それは、負けが続いた場合に1回勝って少し取り返したとしても、まだ苦しい状態は続いているため、継続的に勝ちを積み重ねなければ1セットが終了しないということです。
勝率が3分の1のゲームで、5連敗、6連敗などということはざらにあります。
すると、マーチンゲール法のように爆発的には増えませんが、それでも少しずつ賭け金は増加していきます。
そしてようやく一回勝ったとしても、その後再び5連敗6連敗を喫してしまえば、盛り返すのは非常に難しくなってしまい、「セットが終了しないままに諦める」ということになってしまうかもしれません。
まとめ
モンテカルロ法は、「リスク分散型のマーチンゲール法」と言えるかもしれません。
しかし、低くなったリスクは薄まって分散された分、1回では負けを取り返せなくなり、継続的に苦しい状況が続くことになります。